コタニキンヤ「WHAT? **PHYSICAL**」(2001/7/4)

1.Far east of EDEN
2.No! Virtual
3.Easy Action
4.MASKING PLEASURE AROUND
5.猛烈ファイヤー〜憂鬱をぶっとばせ〜
6.Glaring Dream
7.ROCKIN’STATION
8.THE RAGE BEAT
9.Sweet Sweet Samba
10.like a cowboy
11.Love Stuff

Mad Soldiersこと浅倉大介、伊藤賢一の共同プロデュースによりデビューしたコタニキンヤの2ndアルバム。

1stではどこかクールに決めてるような感じもありましたが、今作では格段に弾け度がアップしており前作よりも明るい雰囲気で楽しげなアルバムです。

収録曲は一切隙のなかった1stの楽曲群と比べると少し勢いが落ちついたかなという印象も受けますが、それでも大体の曲は安定したクオリティです。
(キンヤによる詩の朗読「Far east of EDEN」は、さすがに何かと思いましたが…笑)

シングルとしてもリリースされた高速テンポの「Sweet Sweet Samba」はいまひとつ押しが弱いような気もしますがなかなかに爽快ですし、最後に配置された「Love Stuff」も今までとは少し毛色の違う陽気なアップテンポナンバーで好きですね。

そして、このアルバムはなんといっても「Glaring Dream」が群を抜いて素晴らしい!
この曲は4thシングル「Easy Action」のカップリングなんですが、こちらがA面でも十分な出来。
冬を連想させるような歌詞・メロディーの切ないバラードで、大サビまでの盛り上がりが非常に印象的な1曲。浅倉色の強さやキンヤのボーカルはT.M.Rを否が応でも彷彿とさせますが、それも含めてとにかくこれは名曲。この曲のためにこのアルバムを買ってもいいくらい良いです。

アルバム曲では浅倉王道路線の「MASKING PLEASURE AROUND」の他にも、ゴキゲンナンバーの「ROCKIN' STATION」や、キンヤによる作詞となるサンバを取り入れた脱力系ナンバー「猛烈ファイヤー~憂鬱をぶっとばせ~」などが収録され、アルバム全体の幅を広げていて良いと思いますね。


前作よりもバラエティに富んでるという意味では、また違った良さがあり今作も良いアルバムだとは思います。キンヤさんもどこか解放されたような感じで楽しそうな雰囲気あって良い感じ。

残念ながらこの作品のリリース後に所属会社が消滅し、Mad Soldiersプロデュースはここで終わってしまうのですが、もしプロデュースが続いていれば一体どんな作品が出来ていたのか、そんな期待をさせるような1枚でした。

コタニキンヤは浅倉作品が好き、T.M.Rが好きと言う方にオススメなので、興味があればぜひ聴いてみてください。