松浦亜弥「Naked Songs」(2006年11月29日)

1.Feel Your Groove
2.Rock My Body
3.ひとり
4.オシャレ!
5.I know
6.初めて唇を重ねた夜
7.LOVE涙色
8.ドッキドキ!LOVEメール
9.トロピカ〜ル恋して〜る
10.Don't Know Why
11.砂を噛むように…NAMIDA
12.dearest.


デビュー以来、隙の無いアイドルとしての立ち振る舞いから”アイドルサイボーグ ”とも呼ばれた松浦亜弥はそのルックスに加えてハロプロが全盛期だったことや持ち前の高い歌唱力もありデビュー以来ヒットを飛ばしていました。

しかし本人はアイドルを演じ続ける自分に悩み、次第にアーティスト路線へと傾いていきます。

そんな折、リリースされたのがこのアルバムです。

今作は元ハロプロのアイドル、松浦亜弥の初の企画盤で、バンドによる生演奏で自身のヒット曲のセルフカバーや洋楽のカバーなど全12曲を収録しています。

どの曲も大人っぽいアレンジが成されておりアイドルの松浦とはまったく正反対の仕上がりで、従来の弾けたアイドル路線を求めるファンには退屈なアルバムかもしれません。ですが、今作のアレンジの良さとボーカルのハマり具合には目を見張るものがあると思います。このアルバムこそが女性ボーカリスト、松浦亜弥の出発点となり得る1枚であると断言できるでしょう。どの曲もさすが歌い慣れた自身の持ち曲とあって軽く歌いこなしています。まだデビューから6年なのに身に纏うオーラというか、貫禄が凄いです。

つんく曲のアレンジを担当したのはハロプロのアレンジャーとしてもお馴染の鈴木俊介。バリバリのアイドルポップである「ドッキドキ!LOVEメール」や「トロピカ~ル恋して~る」までもが生演奏となっているのは非常に面白いです。原曲のハジケ具合はもちろん無くなっていますが、生演奏によって生まれ変わったこれらのアイドルポップは新鮮で楽しく聴けます。

雰囲気の良いアレンジにシンプルな生演奏によるつんく楽曲のリメイクは個人的にとてもツボでしたし、なによりボーカリストとしての松浦亜弥が前面に押し出された良いアルバムでした。アイドルに興味がないという人にもお勧めできます。新曲として収録された「dearest.」がシングルとしてリリースしても申し分ない良曲だったのもポイント高いですね。

20歳での脱アイドル・アーティスト路線への意向はあまりにも早く、もったいなくもありましたが、シンガーとしてますます歌唱力に磨きをかける松浦亜弥は決して輝きを失っていないと私は思うので、ぜひ聴かせるアーティストとして頑張って欲しいと思います。今は病気にも苦しまされ表舞台から姿を消していますが、なんとか復帰してほしいですね。


ちなみに初回盤にはスタジオライブを収めたDVDが付属。CDには収録されていない「Yeah! めっちゃホリディ」や「桃色片想い」が聴けるのでDVD付を買っても損はないと思います。あと楽しそうに歌う”あやや ”が見れるのでファンにはオススメ。