松たか子「Five years~singls~」(2001/12/5)

1. 明日,春が来たら    
2. I STAND ALONE    
3. WIND SONG
4. 真冬のメモリーズ    
5. サクラ・フワリ  
6. ごめんね。   
7. Stay with me   
8. 夢のしずく    
9. 月のダンス   
10. 桜の雨,いつか   
11. 優しい風   
12. コイシイヒト    
13. 花のように(moonstruck version)   



今作は歌手としても十分な実力を持つ女優、松たか子の初のベストアルバム。

デビュー曲であり、50万枚を超える自信最大のヒットシングルでもある「明日、春が来たら」から13thシングル「花のように」までを網羅しており、初期の松たか子を振り返るにはお手頃なベスト盤となっています。とはいえ、今は10周年記念のオールタイムベストがあるので、そちらを手に取っていただいてもよろしいかと思いますが。

もう随分と外は暖かくなりましたし、春だなと思う日が増えましたね。関東では桜も見ごろを終えて葉桜が目立ってきました。こんな季節だからでしょうか、無性に春らしい曲が聴きたくなる今日この頃です。

JPOP界にはある時を境に空前の『桜ソングブーム』が巻き起こり、そりゃもう毎年のように『SAKURA』『桜』『チェリー』などと冠した曲が量産されているわけですが、どんなに桜ソングが世に蔓延しても私の中の春と言えば、桜と言えばという歌手は断然、松たか子さんです。

松たか子さんの曲ってとても日本的な情緒のある楽曲が多いんですよ。暖かみのあるゆったりとしたメロディーだったり、松たか子さんのふんわりとした歌唱にはとても安らぎを覚えますね。それはまるで日本の春のようで、桜やほんのり暖かな木漏れ日を連想してしまいます。

タイトルに春が入ってる「明日、春が来たら」とか、サクラを冠している「サクラ・フワリ」はもちろんですが、2ndシングル「I STAND ALONE」なんかも春にぴったりの曲なんですよね。この曲は、桜が降り注ぐ中で撮影されたPVがとても綺麗で、これを聴くと映像が思い浮かぶとともにあぁ、春だな…と思います。

そしてなんといっても、特に春だなとしみじみ思うのはやっぱり「桜の雨、いつか」ですね。大切な人との別れの曲なのですが、そんな切ない歌詞を引き立てる泣きのメロディーがたまらないです。私の中のNo,1桜ソングと言っても過言ではないくらい好きなんですが、例年の桜ソングランキングで掠りもしていないというのが残念です…。

今、松たか子さんは「アナと雪の女王」の吹き替え声優と日本語版「Let it go」の歌唱が映画のヒットに伴い、脚光を浴びて配信やサントラがバカ売れしていますが、今回の「アナ雪フィーバー」を機に再評価が成され、2009年以来止まっているリリースが再開されないものかと密かに期待しています。

それにこの人、女優の片手間歌手デビューとかでなく自分で作詞だけでなく作曲もやっちゃうような人ですからね。旦那の佐橋佳幸さんと共に気合い入れたアルバム制作とかやってほしいもんです。