今年で第65回目を迎える紅白歌合戦ですが、その出場歌手がNHKより発表されました。

今回の紅白では紅組27組、白組23組が出場。そのうち初出場は5組、再出場も5組となっています。

さらに、企画枠としてサザンオールスターズの出場が決まっているほか、「アナ雪」、「妖怪ウォッチ」などの特別コーナーが設けられることも決まっています。



というわけで、出場歌手が発表されました。これまで長らく安定枠であったaikoや、今年NHKソチ五輪のテーマソングを歌ったコブクロなどが落選/辞退となったのは意外でしたが、他は概ね無難な選出になったかなと思います。


続投組を見てみると、紅組はほとんど意外性はないですね。

白組ではちらほらと気になるのはありますけど。ゴールデンボンバーの3回目とか、T.M.Revolutionの単独出場とか、演歌枠が1枠消滅とか…。

ゴールデンボンバー、どうせ出すなら「ローラの傷だらけ」を歌わせてほしいけど、3年連続の「女々しくて」だったらいよいよ来年は無さそうですよね。

TMRは水樹奈々とのコラボで昨年復帰しましたけど今年も続投になりましたね。続投は良いことですが、これで歌唱曲が「WHITE BREATH」だったらなんだかなぁ…。アニメタイアップもなく、イマイチな扱いで終わってしまった「Phantom Pain」が救済されることを願うばかりです。

北島三郎が引退した影響で空いた演歌枠は最近勢いのある若手イケメン演歌歌手に受け継がれるのかと思いきや、特に動きなし。



◆初出場はHKT48、May.J、薬師丸ひろ子、SEKAI NO OWARI、V6の5組

ブレイクから数年経っても勢力が衰えないAKB系。その末っ子グループ、HKT48が初出場するのは流れからいって妥当でしょう。今年は本体であるAKBからSKE、NMBと総出場となっており、かなりの大所帯。メドレー形式で一気に曲披露するのではないかと思われます。一方で、各所で内定報道が出ていた乃木坂46は不出場となりました。

「アナ雪」効果でTVでは引っ張りだこになり、カバーアルバムだけでなくオリジナル作品でもヒットがでるようになったMay.Jや若者を中心にヒットを飛ばすSEKAI NO OWARIの出場も違和感はないですね。

V6は今年20周年ということで、初出場となったみたいですね。ちなみにジャニーズ枠は昨年5枠だったので1枠増えています。

意外だったのは薬師丸ひろ子の初出場。昨年は「あまちゃん」コーナーにて劇中の役、”鈴鹿ひろ美”として出演をしていましたが、今年は本人名義での出場です。


◆再出場組は絢香、神田沙也加、椎名林檎、中島みゆき、長渕剛の5組

絢香は2012年以来、2年ぶりの出場。今年は朝の連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌を担当したため、紅白復帰の可能性が高かったのですが、見事復帰を果たしました。歌唱曲もほぼ間違いなく「にじいろ」でしょう。

神田沙也加の出場は2011年に松田聖子と共に出場して以来となります。こちらもMay.Jと同じく「アナ雪」で脚光を浴びたため、出場の可能性は大いにありましたね。

椎名林檎は2011年に朝ドラ主題歌だった「カーネーション」で出場して以来。今年はNHKのオファーでワールドカップのテーマソングを担当していました。

長渕剛は2011年以来の出場。今年はベスト盤をリリースし、10万枚を超えるセールスを記録するなどしていました。セールス面以外でも高く支持されていることは明らかで、出場に対して疑問は特に抱きませんね。


そして、またまた意外だったのは中島みゆきの再出場。

中島みゆきは「麦の唄」が現在放送中の朝ドラ「マッサン」の主題歌となっており、出場は妥当ではありますが、本人があまりテレビに出ない方なので今回の出場は意外。2002年に黒部ダムからの中継で「地上の星」を歌って以来、12年ぶりの出場ですが、今回も視聴者の印象に残るパフォーマンスをしてほしいですね。そして、ぜひ年明けのオリコン1位を掻っ攫っていただきたいです笑


この他に、企画枠としてアニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌を担当しているDream5、キング・クリームソーダが出演することや、「アナ雪」を象徴する楽曲「Let it go」の原曲を歌唱したイディナ・メンゼルが衛星中継で出演するこが決まっています。どちらも2014年の大ヒットコンテンツであることから、ファミリー層からの期待は高そうですね。

それぞれのアーティストの歌唱曲の発表はまだ先ですが、それぞれ何を歌うのかにも注目が集まります。