ハロプロ研修生「(1) Let's say "Hello!"」(2015/2/18)

1. Say! Hello!   
2. 女の園    
3. Crying    
4. 青春Beatは16    
5. テーブル席空いててもカウンター席    
6. 「恋したい新党」    
7. 「アイドルはロボット」って昭和の話ね    
8. おへその国からこんにちは   
9. 彼女になりたいっ!!!    
10. 天まで登れ! feat.Juice=Juice

   


気がつけば4月!

暖かい日も続いておりすっかり春ですね!
春といえば、新しい出会いや経験が盛りだくさんなフレッシュな季節ですよね。
街を見渡せば進級した学生やら、新社会人やらで溢れています。

どこもかしこも新鮮な空気に満ち満ちているわけですが、ハロプロもそんな感じですよね!

娘。やスマイレージ(現アンジュルム)には新メンバーが加入し、さらには新グループが2つも立ちあがりましたし、楽曲は娘。以外すべて非つんく曲になりましたし。ちょうど今は各グループによるシングルが代わる代わるリリースされ盛り上がっているところですね。

どのグループも躍進を遂げており、まさにハロプロに春が訪れていると言えるでしょう。

そんな新しい風が吹き込むハロプロですが、そんなハロプロでも最もフレッシュな存在といえば、まだハロプロの正規メンバーではないハロプロ研修生ではないでしょうか。

ハ ロプロ研修生、名前の通りにまだモーニング娘。や℃-uteなどの正規グループに所属しておらず、未来のハロメンを目指して日々切磋琢磨している女の子達の総称です。


そんなハロプロ研修生が今熱い!

正確にいえば、ハロプロ研修生に与えられたオリジナル楽曲が熱い!


まだ寒さの厳しかった2月にハロプロが放った恐るべき作品があります。

春の訪れを悠長に待っているほどハロプロは日和ってはいなかったのです…。


それこそがハロプロ研修生による初のアルバム「(1) Let's say "Hello!"」です!


このアルバムは元々研修生の公演で2014年末から会場限定販売されていたものですが、2015年2月になり一般発売と相成った作品。

Amazonで今作を購入できると知った時は、前情報やすでに公開されていた楽曲から名盤であると確信していたので即注文。発売日にゲットしました。

すでに4月となってしまいましたが、これはレビューせざるを得ない。

なんといっても、このアルバムが衝撃の問題作!もう大問題なんですよ!
すべての作詞作曲はつんくさんが担当しているのですが、そのどれもが愛に、そして狂気に満ちています。

そもそも前からハロ!ステなどで公開されていた研修生のオリジナル楽曲「彼女になりたいっ!!!」や「おへその国からこんにちは」からしてそのクオリティと狂気は推して知るべしですが…

収録曲は全10曲、僅か40分程度のアルバムですが恐るべき密度のアルバムとなっています。

つんくさん曰く「自由に作った」そうですが、本当に好き放題に作ったんだなと。まさしくつんくイズムに溢れた究極のハロプロ的1枚でしょう。

やはりつんくさんに”10代半ばの女の子的世界観”を描かせると無敵ですね。まだどの色にも染まっていない透明な研修生という素材を存分に生かした楽曲群には驚くばかりです。

珍妙なワードセンスはいつも以上に切れ味が増している気がしますし、楽曲に関してもとにかくキレッキレ。どの曲もつんく節が炸裂しており、とにかく素晴らしい。捨て曲は一切ありません。

個人的なお気に入りは、これぞハロプロ!といったファンク曲「Say!Hello!」、刹那的な疾走感がたまらなく切ない、瑞々しさに溢れた1曲「Crying」、そして曲も歌詞もとにかく鋭すぎる「恋したい新党」と「テーブル席空いててもカウンター席」。

「恋したい新党」と「テーブル席空いててもカウンター席」に関してはどハマりしました。なんじゃこりゃ…すげぇ…としか言いようがないです。これはぜひご一聴ください。



「テーブル席空いててもカウンター席」(34:30~)



「恋したい新党」の動画も貼りたかったのですが、公式から公開されてませんでした。
あれー、いつかのハロステで公開されてなかったかなぁ…。

あまり大きな声では言えませんが、Youtubeのなんらかの動画で一度聴いてみてください…。

とにかくこの2曲はキレキレ。メロディで言えば「恋したい新党」は特に凄い。



というわけで、今作は今後のハロプロ史にも残るであろう、紛れもない奇跡の傑作アルバムだと言っても過言ではないと思います。

私はハマりすぎてしばらくリピート地獄から抜け出せませんでした。聴くのをやめると頭の中でおへそやらなんやらが自動再生されて巡りだすんです…。



つんくさんの病気の影響もあり、ハロプロからつんく曲が激減している今、ハロオタの皆様にはこのアルバムを手に入れることを強く強くオススメしたい。

2015年のハロプロは、これを聴かずして語ることはできないでしょう!