6/29付のオリコン週間チャートが公表されました。

シングルチャートでは防弾少年団「FOR YOU」が、アルバムチャートではゴールデンボンバー「ノーミュージック・ノーウエポン」がそれぞれ初登場首位獲得となりました。

その他、結果を見て気になるアーティストをピックアップします。





◆6/29付シングルウィークリーチャートTOP10

NEW   1位、防弾少年団「FOR YOU」…72418枚 
NEW   2位、私立恵比寿中学「夏だぜジョニー」…54912枚
NEW   3位、でんぱ組.inc「おつかれサマー!」…53664枚 
NEW    4位、Dream5「ようかい体操第二」…32975枚
NEW   5位、SOLIDEMO「Girlfriend」…19727枚
NEW   6位、palet「Time to Change」…19111枚
(1)↓    7位、B'z「RED」(2週目)…17560枚
NEW    8位、9nine「HAPPY 7 DAYS」…16850枚
NEW    9位、ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」…14703枚
NEW   10位、氣志團「Don't Feel,Think!!」…14356枚




今週のシングルチャートを制したのは防弾少年団「FOR YOU」でした。今作は通常盤+初回盤2種+1th Anniverssary盤の計4種リリース。初動は7.2万枚で前作よりも2.3万枚アップとなります。防弾少年団は韓国の男性ヒップホップグループでこれまで3枚のシングルをリリースしてきましたが、4枚目にして初のオリコン1位獲得。自己最高位・自己最高初動を同時に記録しました。


4位にDream5「ようかい体操第二」がランクイン。初動は3.3万枚。昨年と同じくアニメ「妖怪ウォッチ」のタイアップがついており、高い売り上げを記録しました。前作「ダン・ダン・ドゥビ・ズバー」はDream5 with ブリー隊長名義だったため、単独名義では今作が自己最高位・自己最高初動となります。
同じく「妖怪ウォッチ」タイアップで広く知られたキング・クリームソーダの新曲は週間44位と沈んでいましたが、こちらは引き続き勢いが持続しているようです。やはり「ようかい体操」の第2弾であることや、メディア露出が多かったことが勢いキープの理由でしょう。


先週1位だったB'z「RED」は7位にダウン。2週目のセールスは1.8万枚。累計は17.5万枚となりました。


9位にはゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」がランクイン。初動1.5万枚で前作よりもアップ。今作は映画「ストレイヤーズ・クロニクル」主題歌に起用されています。映画効果もあってかCDセールスは増えましたが、今回も主戦場は配信。大手配信サイトでは首位を獲得するなど絶好調。今後はアリーナツアーも予定されているなど、動員面でも若手バンドでトップクラスの勢いとなっています。

また、ゲス乙女。のボーカル、川谷絵音が掛け持ちしているバンド、indigo la ENDも同日に新曲が発売されておりそちらは12位に初登場しています。テレビ番組に一緒に出演するなどセット売り戦略がとられていますが、こちらはセールス面ではまだまだ及ばず。しかし、前作を上回るセールスを記録しており、ゲス乙女。人気に引っ張られて知名度はじわじわ上がっているようです。

NEW  12位、indigo la End「悲しくなる前に」…6626枚




<PICK UP>

NEW  11位、三浦大知「music」…14272枚


男性ソロシンガー、三浦大知のシングルが11位に初登場。初動は1.4万枚で前作を上回るセールスを記録しましたが順位は11位と、2011年の「Lullaby」(最高16位)以来、8作ぶりにTOP10入りを逃す結果となりました。


…今回の曲はCMで耳にすることもあってか、頭に残りますね。
楽しげで明るい弾むような1曲です。


(13)↓ 17位、UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」(5週目)…4195枚

5週目となるUNISON SQUARE GARDENですが先週の13位から4ランク下げたもののTOP20はキープしており、依然粘り強い推移を続けています。セールスは0.4万枚で、ここまでの累計は7万枚を突破しました。これまでのシングルセールスに比べかなり売れており、よほどタイアップと合致したのか、ここまで蓄積してきた人気がついに爆発したのか…いずれにしてもまだセールスが伸びる余地はありそうです。












◆6/29付アルバムウィークリーチャートTOP10

NEW     1位、ゴールデンボンバー「ノーミュージック・ノーウエポン」…48226枚
STAY    2位、Mr.Children「REFLECTION」(3週目)…43701枚
NEW     3位、[Alexandros]「ALXD」…34785枚
NEW    4位、TUBE「Your TUBE+My TUBE」…30253枚
(1)↓    5位、安室奈美恵「_genic」(2週目)…29474枚
NEW      6位、KARA「Girl's Story」…14768枚
(3)↓    7位、ナオト・インティライミ「THE BEST!」(2週目)…14289枚
NEW   8位、降谷建志「Everything Becomes The Music」…10715枚
(4)↓    9位、Superfly「WHITE」(4週目)…9923枚
NEW   10位、林原めぐみ「タイムカプセル」…8532枚




アルバムチャートを制したのはゴールデンボンバー「ノーミュージック・ノーウェポン」でした。初動は4.8万枚。前作オリジナルアルバム「ゴールデン・アルバム」(2012年)より1.8万枚ダウン。2013年のベスト盤「ザ・パスト・マスターズ vol.1」からも6.5万枚のダウンです。今作はこれまで行われてきた複数商法が無くなり、CDのみ、CD+DVDの2種リリースとなっています。そのため売上げがダウンしたと思われます。しかし、2014年に特典なし完全1種でリリースされた「ローラの傷だらけ」の初動4.3万枚を上回っており、好調な結果だったと言えるのではないでしょうか。
CDの売り方に対して疑問を抱き、実際に様々なリリース形態を試してきたゴールデンボンバーですが、今作がそういった試行錯誤の末に出た結論だった様子。ボーカル、鬼龍院翔のブログによると「エアーバンドとしてはこの2形態くらいに落ち着くのが一番」ということだそうです。
なお、アルバムチャートでの首位獲得は2作連続通算2作目となりました。


Mr.Children「REFLECTION」は先週の2位を今週もキープ。3週目のセールスは4.4万枚で累計は47.4万枚となりました。


4位にTUBE「Your TUBE+My TUBE」がランクイン。初動は3.0万枚で前作より0.3万枚アップ。TUBEは今年が30周年ということで非常に精力的に活動しており、例年に増して存在感があることが売上アップの要因でしょうか。
ちなみにTUBEはアルバムでは非常に強く、3rdアルバム以降、2010年のリミックスアルバムを除き、全ての作品がTOP10入りを果たしています。(オリジナルアルバム31作品、ベスト盤等7作品)


10位には女性声優、林原めぐみのベスト盤「タイムカプセル」がランクイン。初動は0.9万枚で前作「VINTAGE White」より0.4万枚ダウン。林原めぐみのアルバム週間チャートTOP10入りは3作連続通算12作目。