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11/6に行われたクラムボン 20th Anniversary "tour triology" 日本武道館公演に行ってまいりました。





クラムボン、結成20周年となる記念すべき年のツアー"tour triology"の締めくくりとなるのが今回行われた武道館公演。

ツアータイトルの「triology」は今年3月に発売されたクラムボン9枚目のフルアルバムです。



いやー、待ちに待った武道館公演ですよ!

なんてったって、アルバム封入の先行抽選で今回の武道館のチケットゲットしたので、かれこれ何か月も前からチケットは買ってたわけですからね。

今年の4月とか遥か昔過ぎて、ほんと待ったなと。待ちすぎて、ローソンでチケット発券するのに手こずって焦っちゃいましたもんね。あぁ、怖い怖い。


そういうわけで、無事にチケットも発券出来て、武道館で初クラムボンを見ることが出来ましたので、ライブを簡単にレポしていきたいと思います。



ちなみに、「triology」はこんなアルバム。


クラムボン「triology」(2015/3/25)

1. Lightly!    
2. アジテーター    
3. the 大丈夫    
4. Rough & Laugh    
5. agua    
6. noir    
7. Scene 3    
8. はなさくいろは-bon bori ver.-
9. バタフライ
10. yet -triology ver.-    
11. Re-ある鼓動    
12. Lightly…

クラムボンにとって「2010」以来、5年ぶり9枚目のアルバムでした。





さて、チケットの番号を確認し、いざ武道館内へ。

今回はアルバム封入先行抽選だったこともあってか超良番!!
ステージど真ん前というなんともありがたい席で、始まる前から一人身震いしていました。

さて、今回の武道館公演はステージが若干前寄りで、ステージ側後方をやや大きめに塗りつぶした形で行われました。なので、余計にステージを近くに感じましたね。

舞台上では楽器たちが大きなシャボンのような半透明な幕に覆われており、これから始まるライブの期待を膨らませてくれます。


開演時間を若干過ぎたところで、会場は暗転。

アルバムの1曲目を飾るインスト曲「Lightly!」が演奏され、舞台を覆っていた幕が上がっていくと、ライトアップされるステージ。続けざまにアニメ主題歌にも起用されたポップナンバー「Rough & Laugh」が勢いよく始まり、ついにクラムボンの初武道館公演がスタートです。

「Rough & Laugh」に続いては「the 大丈夫」、「GOOD TIME MUSIC」が披露され、そして「君は僕のもの」、あと「便箋歌」を早くも聴くことが出来ました!

私はクラムボンの入り口が2003年の「best」だったので、特に初期の代表曲に想いがあったので、なかなか嬉しいセットリストです。

そして、「便箋歌」でひとしきりしっとりした後、MCに。

御三方のMCは仲の良さが溢れんばかりでいいですねぇ。3人のやりとりに温かさがあって素敵です。
ここでは、武道館に対する想いや、音へのこだわりなどについて語られてました。

そしてミトさん曰くの”まったりするコーナー”に突入。

会場のライトは海の底のような深いブルーになり、再び半透明の幕が降りてきます。
そして演奏されたのはスローテンポな曲「agua」です。

「agua」はスペイン語で”水”を意味する単語。
ゆったりとしたメロディに、まさに水中に漂っているかのような気持ちにさせられる1曲です。

続けて「Sonor」、「noir」が演奏され、まさに心安らぐ”まったりするコーナー”となったわけでした。


さて、静かな会場に虫たちの声が聞こえてきたかと思うと、それは「はなさくいろは」のイントロ。柔らかく暖かみのあるメロディが魅力的な、じんわりと沁みるような曲です。何度も聴いて、そのたびに好きになっていける曲だなと思います。個人的には今回のアルバムでは一番リピート数が多いですね。

曲が終わり、ミトさんが「今回のアルバムで一番難しい曲をやります。これ以上難しい曲は作りたくないです(笑)」と一言置いてから披露されたのがアルバム9曲目の「バタフライ」。

勢いある曲頭からすでに印象的なのですが、この曲はやっぱりサビですね。旅立つ人を青空に飛び立つ蝶になぞらえた歌詞なのですが、ここのメロディがなんとも躍動感に満ちていて、とても瑞々しい。生で聴くとめちゃくちゃかっこよかったです。演奏が終わった時は「難しい曲」と前置きしただけあって、3人もやり切った感出てましたね。

そして、続けて披露された曲も、勢いある名曲。クラムボンにとってのライブ鉄板曲、「バイタルサイン」です!

ただ、ここで郁子さんのキーボードの音が出なくなるというアクシデントがあり、これにはよみうりランドでのライブの一幕を思いだしつつも(笑)、無事に音が出るようになり、演奏を再開。

やはりこの曲は凄いですね。過去のライブ映像でもわかっていたことですが、とにかく曲のもつ生命力、そして演者による表現力ですよ。疾走感ある曲に乗せていつもよりも感情をむき出しにして歌う郁子さん、そしてミトさんのベーシストとしての熱が存分に発揮されている姿が目に焼き付きました。ラストの破壊的な部分では、今回もミトさんは激しく暴れていましたね。生で見るとなかなか迫力あります。この曲をもってして、クラムボンはまさしくライブでより一層輝くバンドだと思いました。


「バイタルサイン」を終えて、ライブは後半戦へ。

まず、往年の名曲「シカゴ」が披露され、そしてイントロとアウトロで観客を巻きこんだ合唱が行われた「アジテーター」と続き、ここでゲストが登場。

ミトさんがウッドベースに持ち替えたと思うと、ラップグループ、MOROHAの2人と、チェリストの徳澤青弦さんが呼び込まれる、アルバム収録曲でもある「Scene 3」が披露されました。

ゲストも交えたパフォーマンスが終わると、再び3人体制に。

クラムボンが「LOVE ALBUM」にてカバーした曲であり、ライブでもよく披露される「波よせて」。イントロやアウトロでの会場が一体となって行われるシンガロングが特徴的な曲ですが、武道館でももちろん披露されました。よせては返す波のように心地いいメロディ、ミトさんと郁子さんによる穏やかな掛け合い、そして会場の全員によるシンガロングが武道館を包み込むようでした。

続けて「KANADE Dance」を挟み、クラムボンの代表曲「サラウンド」が演奏されましたよ!やはり、クラムボンといえば「サラウンド」、「サラウンド」と言えばクラムボン!この曲を聴いて揺さぶられない心はあるのでしょうか。本当に素晴らしい曲だと思います。


そして、本編もいよいよクライマックスなんですが、ここで更なるスペシャルゲストがいるとミトさんの口から明かされます。一体、誰だろうと思ったその時、背景だと思っていた白い幕が開き、なんとストリングス隊が登場!

そして、なんとなんと、そのコンダクターが、あの菅野よう子大先生じゃありませんか!!

これには大変驚きました。確かに「yet」のシングルバージョンにストリングス・アレンジを施したのは菅野よう子大先生ですし、「サラウンド」のアレンジなんかもされてたし、というかミトさんのここ最近のアニメへの関わりようとか、いろいろ通じるものはありましたが、ライブにまで来てくださるとは、大先生素敵。

そして、大先生、あんなアニメ声なんですね。キャラもそう言う感じで。なんかいろいろと驚いてしまったのですが、生ストリングス隊を抱えて披露された「yet」はまさしく名曲というほかにありませんでした。「triology」のver.もいいんですけど、シングルver.の「yet」もやっぱりいいですね。


そうして、大団円を迎えた本編。ここからはアンコールとなります。

会場の拍手に迎えられ、再びステージに登場したクラムボン。

とりあえず武道館限定の手ぬぐいとTシャツをアピールしてましたが、手ぬぐいはすでに売り切れており、アピール損になってました。慌ててタオルをアピールしなおすミトさん笑

そしてアンコール1曲目は「もう何十回、何百回、いや、何千回もやった曲」とミトさん。
これは、あの曲か、あの曲かどちらか…と思ってると、演奏されたのはクラムボンのデビュー曲「はなれ ばなれ」!

私は「はなれ ばなれ」が今でもとにかく大好きなので、聴けて本当に嬉しかった。ジャズの要素を含んだ洒落たサウンド、そして短くシンプルながらも、どこか惹きつけられる才能ありまくりな郁子さんの歌詞がたまんないです。これはほんと色褪せることのない大名曲ですよ。

「パンと蜜をめしあがれ」は今回のライブでは聴けませんでしたが、それはまた今度の楽しみですかね。


そして、「triology」を締めくくるのは「Re-ある鼓動」。アルバムと同じ流れですね。

最後にミトさんから告知があり、来年1月に新しいミニアルバムを完成させること、そのミニアルバムはなんと会場限定販売であり、販売するためのツアーを全国26会場で行うことが発表されました。

詳しくは公式HP→http://www.clammbon.com/live/をご覧ください。

ちなみに東京は渋谷クアトロと新代田FEVERのようですね。
すでにチケットの先行が始まっていますので、行きたい方は要チェックです!


さて、告知も済みこれで終わりかと思いきや、最後の最後にまだ1曲ありました。

それは今回の武道館にて会場限定販売されたシングル「Slight Slight」です。

曲タイトル通り「少しずつ、少しずつ前に進む」という、これからもクラムボンは歩んでいくぞ、という宣言のようです。「yet」の「まだまだこれからだ!」に通じるメッセージを感じますね。

「Slight Slight」は7分にも及ぶ大曲なんですが、スローテンポで、澄んだ夜空のような雰囲気の曲。優しいメロディと、歌詞に込められた前向きな想いが印象的です。

ちなみに、武道館でこのCDを買えなかった方も、次回のミニアルバムに収録される”かも”しれないとのことです。


そういうわけで、全23曲、約3時間に及ぶクラムボン初の武道館公演レポでした。



20周年という節目だし、このライブでやたら「最初で最後の武道館」とメンバーの皆さんが言っていたので、ちょっとだけ心配していたのですが、無事来年以降の活動も発表され、ほっと一安心。

もちろん、この武道館公演の、3人の気持ちが満ち満ちたパフォーマンスからMCまでを観た後であればそんな心配は杞憂に過ぎないことは明らかだったのですが。

今回の武道館公演は、クラムボンの3人によって会場全体が多幸感に包まれたとても素晴らしいライブだったと言う他なかったです。



結成から20年を間近にして、未だその魅力を絶やさないクラムボン。

彼らの更なる活躍に期待が膨らむばかりです。