どうも、今年も仁義なきチケット争奪戦に敗れてDIQ@武道館への切符を逃したsugaです。

当たらなかったものは仕方ないので、今年は武道館に拘らずそのひとつ前のパシフィコ横浜公演に足を運ぶことにしました。

やっぱり1年の締めはBUCK-TICK見ておきたいですしね。


というわけで、当日を振り返りますと、今回のパシフィコ横浜公演ははツアーグッズが運搬上の都合で一部販売不可（予約受付という形で対応）になるなど波乱の展開もあり、グッズ列まわりはやや混乱気味でしたのでグッズはスルー。

ほんとはサクラィドロップスとか欲しかったんですけど、まぁいいかと足早に席に向かいました。

パシフィコ横浜は今回が初めてだったのですが、かなり立派な建物なんですね。今回3階席だったんですけど、かなり高い位置にあって、ステージを遥か下に見下ろすような感じでした。


さて、今年はアルバムツアーの延長線上ではないDIQなので、総集編のようにこれまでの長いキャリアの中からまんべんなく楽曲が披露されるんだろうなと思っていましたが、１曲目がみんな大好き「ANGELIC CONVERSATION」というなんとも嬉しい始まり。

サビ前の櫻井さんのファルセットがとても印象的なこの曲は、アルバム「TABOO」収録というB-T初期の曲ながら未だに人気の高い１曲ですね。美しいメロディは今聴いても色褪せてないです。

そして2曲目がなんと「悪の華」！

ライブ終演後に確認すると、2曲目は先のDIQ公演では「RENDEZVOUS 〜ランデヴー〜」だったとのことで、これは嬉しいセトリ変更でした。

「JUST ONE MORE KISS」に並ぶ、言わずと知れたBUCK-TICKの代表曲ですが、私は今回が初の生「悪の華」だったので感激。正直、最近あんまり聴いてなかった気もしますが、やっぱりバンドの顔になってる曲ってのは勢いが違いますよね。とにかくかっこよかったです。

ライブ開始早々、生で聴きたかった曲が2曲立て続けに流れ、気持ちはホクホク。
BUCK-TICKのライブに来るたびに個人的な「生で聴きたかった楽曲リスト」が埋まっていくこの感覚、新参ファンならではの楽しみです。

そんな始まりのライブでしたが、3曲目以降も年代を問わず選曲されていきます。

そして7曲目が「Tight rope」だったんですけど、これが今回の個人的ベストでした。

ただの「Tight rope」ではなく、シングル「Alice in Wonder Underground」のカップリングに収録されたセルフカバー版！

このアレンジを聴いたのは今回が初めてだったのですが、原曲のシリアスさが薄れ、浮遊感が際立つドリーミーな印象の曲に生まれ変わっていました。それに、ステージをふらふらと漂いながら歌う櫻井さんの姿は素敵でしたね。

本編最後の「JUPITER」→「夢見る宇宙」の流れもとてもよかったです。

不朽の名作「JUPITER」ですが、今回もやっぱりよかった！特にクリスマス直前＆年末に聴くと、美しいメロディと歌詞にに思わずほろり…。胸が切り裂かれる…どれほど悔やみ続けたら…サヨナラ…

と、頭の中で2015年の後悔が走馬灯のように流れていると、そんな感傷的な気持ちを癒すかのように「夢見る宇宙」が始まります。

澄み渡る夜空のように煌めくこの曲を聴きながら、今年もいろいろあったけど、来年また頑張ろう。「夢見る宇宙」に包まれ、さよなら、おやすみという具合に、一年の終わりを感じるのでありました。

アンコールも1年の終わりを感じさせる静かな曲が多かったように思います。

カラオケで歌うと大方すべることでお馴染み「die」は今回初聴きだったのでよかったです。BUCK-TICKの愛に溢れた優しい曲はいいですね。

ダブルアンコールの「FLAME」もよかったし、最後の最後で「LOVE ME」だったのも爽やか。


今回のセトリは「独壇場Beauty」とかの爆上げダンスナンバーはなく、結構しっとりめに進みましたね。

ただ、テンション控えめなぶん、じっくり聴かせるライブでしたし、おだやかな気持ちでステージを見守れたので個人的にはよかったです。

というわけで、THE DAY IN QUESTION＠パシフィコ横浜 国立大ホールも終わり、私は櫻井さんの一足早い「メリークリスマス」をお土産にして、23日でクリスマスに浮足立つ街、横浜を一人あとにしたのでした。


今年の私のBUCK-TICKはルナフェスに始まり、途中THE MORTALで感動し、そしてパシフィコ横浜で無事締めとなりました。これにて当ブログの2015年のBUCK-TICK納めとさせていただきます。

DIQも残すところ明後日の武道館公演のみですが、行く人も行かない人も、みなさん良い年末をお過ごしください。