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7月31日に行われたNegiccoのNHKホール公演に行きました。





西寺郷太、小西康陽、矢野博康etc…特定の層には楽曲提供陣だけでご飯3杯行けるメンツを揃えてきたNegiccoなわけですが、私もそんな楽曲に魅入られた1人でした。

アイドルをよく聴く身ではありますが、正直ハロプロ以外のグループはライブに行くほど熱心に応援してなかったんですよね。ただ、聞くところによればNegiccoはライブでバンドを背負って演るらしいと。興味わきますよねそりゃ。

あんな良質の楽曲が、生バンドで演奏される、そんなの最高に決まってるじゃないかと、これはいつか観に行かないといけないなぁと思っていたのですが、そんな折にNegiccoがついにNHKホールに立つことになり、「ここだ!」とビビッときました。

NegiccoがNHKホールに並々ならぬ想いを抱いているのは有名な話ですし、彼女たちがこの公演にかける熱量はきっと凄いはずと期待してすぐさまチケットを取り、行ってきましたNHKホール。

NHKホールに来るのは昨年秋のMORTAL以来。

あの日と打って変わって7/31は晴天。なんとも気持ちのいい、を超えてちょっと暑すぎなくらいでしたが、代々木公園では台湾フェスやってるわ、代々木体育館のほうではa-nationやってるわでなんだか賑やかな日でしたが、そんな周りに負けず劣らず、Negiccoファンが集結したホール前も大変盛り上がっていました。

開演15分前ほどでも入場列は途切れず、グッズ列も長いものになっており、当初心配していたチケットもこれなら結構売れたんじゃ?という人の多さ。実際にホール内に入ってみても3階後方以外にはあまり空席は目立たず、終演後の発表でも3000人は入ったとのことで、結果的にNHKホール公演は成功に終わったようで何よりです。

もちろん、公演の内容自体もそんな集客に相応しいビッグなもので、会場に来た誰もが大満足出来たものだったんじゃないかと思います。


とにかく今回の公演では「祝!NHKホール公演!」を全面に押し出した演出がなされていました。

やはりNegiccoの大きな魅力の一つとして”物語性”は外せないですからね。NHKホールはポップジャムで初めて訪れた「始まりの舞台」であり、MUSIC JAPANで再びたどり着くことができた「目標の舞台」。これは意識せざるを得ないというか、そりゃそういう演出で来るよなという感じですが。

しかし、わかっていてもやっぱりグッとくるものはありますよね。特にNegiccoを長く熱く応援していたファンは感涙モノだったのではないでしょうか。

18時を少し過ぎたところで会場が暗転すると、スクリーンには2014年に「光のシュプール」でMUSIC JAPANにカムバックしたときの映像が映され、続けて2015年の「ねぇバーディア」での出演映像、そして2004年の「ポップジャム」での映像と、NegiccoとNHKホールの歴史を振り返るように映されていきます。

そして、ポップジャムの映像の後に、Negiccoの3人がステージに登場。

その格好は白をベースにした初々しいアイドル衣装で、それはポップジャム出演時の自分たちの衣装をモチーフにしたものでした。その姿でインディーズ初期の楽曲を続けて披露。

その後、一旦ステージからはけると、今度は一転、緑のオシャレで可愛い衣装にチェンジして再登場。彼女たちと一緒にバックバンドも登場し、いよいよ生演奏によるパフォーマンスが始まり、ここでは最新アルバム「ティー・フォー・スリー」からシングル曲でもあった「矛盾 はじめました」などの楽曲をクールに決め、最新型のNegiccoをズバっと提示してくれました。

インディーズ期のアイドル然とした可愛い楽曲も違和感なく歌いこなす一方で、現在のオシャレ路線もしっかり決めるあたりに10年のキャリアを感じますね。

前半はこの後、Negiccoの歴史を童話風にしたムービー、アコースティックコーナー、MCなどがありつつ、「サンシャイン日本海」や「SNSをぶっとばせ」などの楽曲が披露されていきました。


そして「トリプル!WONDERLAND」で幕を開けた後半戦が個人的に激アツ。

Negiccoで一番好きな曲が「トリプル~」だったので、これを生バンドで聴けたのは嬉しいです。曲中の「N・e・g・i・c・c・o!!」の掛け声で会場全体が一体になるのは痺れました。

ただ、その後の「圧倒的なスタイル」でラインダンスを踊らされたのは、お約束を知らなかったのでびっくりしましたが笑

そんな「圧倒的なスタイル」を終えて、本編最後に披露されたのはNegiccoがNHKホールにカムバックした記念の曲である「光のシュプール」。

この時、MUSIC JAPANに出演した時の演出を意識してか、上から雪のような紙吹雪が降り注ぎ、これまたファンならずともNegiccoのこれまでを知ってればグッとくるような熱い演出でしたね。あと、アンコールで披露された「ねぇバーディア」にて、曲中にあるセリフ「ねぇ バーディア覚えてる?」の部分を、かつて共に「ポップジャム」に出演した初期メンバー、Miku(みく)に替えて呼びかけるようなセリフにしてたのもかなり熱かった。

こうした一連の演出は、NHKホールにたどり着き、見事成功させたNegiccoの想いを感じましたし、今風に言えば大変「エモい」ものでした。本当にこの公演見に来てよかったなぁと思いました。


最後はバラード曲「私へ」でしっとりと締め。終わってみれば3時間ほどの非常に長い公演となりましたが、時間の長さを一切感じさせない非常に充実した内容のライブだったと思います。とにかく全部の曲が良かったのはもちろん、3人の歌唱力の高さには驚かされました。過去のライブ映像などを見るに、生歌はやや不安なところがあるのかもと思っていたのですが、そんなことは全然なくて3人のきれいなユニゾン、コーラスは26曲を披露しても崩れず、存分に堪能できました。やはり伊達に10年やってるわけじゃないということでしょうかね。

それに、縁があることや女性3人組アイドルという共通点からよくPerfumeと並べられることが多いNegiccoですが、Negiccoは王道的なアイドル路線を突き詰めていてPerfumeとはまた違った道を歩んでるんだなと、今回生で観て感じました。

Perfumeはアイドルとしてもパフォーマーとしても最先端を行く存在であると思うのですが、Negiccoはレトロな良さを追求してるのかなと。それは楽曲面でもそうですが、アイドルとしてのスピリッツ的な部分で強く感じましたね。可愛い衣装を着て歌い踊る一方で、パフォーマンスを磨き、逆境にも負けず逞しく道を突き進む姿、まさしくアイドルの一つの形じゃないでしょうか。



というわけで、過去から現在のNegiccoの総まとめのようなライブでしたが、こんなもの見せられたらこの先も見てみたくなっちゃいますよね。

MCでは「目標の武道館はもう少し先」と、現状を冷静に考えた決断が話されていましたが、きっとそう遠くない未来にそんな夢の舞台での公演は果たされるんじゃないかと思います。

そんな未来のNegiccoを見るため、これからも彼女たちを応援しなければと感じました。