8月7日、舞浜アンフィシアターでVersailles 完全復活ライヴ「Chateau de Versailles」が行われました。





我らが薔薇の貴公子、KAMIJO率いる最強のV系バンド、Versaillesがついに復活しました。

2012年12月20日のNHKホール公演を最後に活動を休止したVersaillesは、その休止ライブからちょうど3年後の日に活動再開を発表、KAMIJOの20周年ライブで「復活の儀式」を執り行ったわけですが、完全復活は2016年の8月とされていました。そして、そのライブが8月7日に舞浜アンフィシアターで行われた「Versailles完全復活ライヴ Chateau de Versailles」というわけです。3年という月日は長いようで短かったような気もしますが、KAMIJOソロが20周年で感動の大団円を迎えたこの機会が一番復活に適してると思いますし、ちょうどいいんじゃないかと思います。

ほんと、よくぞ復活してくれた!と思うばかり。いや、本音で言えばLAREINEのほうがより再結成していただきたかったけども…まぁ、現V系最強の呼び声高し、圧倒的耽美派メタルバンドのVersaillesが再びシーンに降臨するのは素直に嬉しいですよ。当時はライブに行くことも出来なかったし、こうして復活してくれたからこそ生の演奏を聴けるってもので、ありがたい以外の感情が生まれないです。昨年のKAMIJOソロでもVersaillesの曲は何曲か聴けましたが、まだまだ聴きたりなかったですし、やっぱりVersaillesの曲はVersaillesで聴かないと!というわけで、行ってきました完全復活ライヴ。

場所はネズミのお膝元、リア充ひしめく舞浜にあるアンフィシアター。ここは昨年末にライジングフェスで訪れて、「ライブ見やすくて良い会場だし、また来たいなー」とか言ってたんですけど、早々に来ることになりました。17時開演と、割と早い時間だったので、まだ日差しも強く大変暑かったんですけど、さすがVersaillesのファンの皆様は気合が入ってますね。炎天下ながら舞浜アンフィシアター前には黒服の行列ができていました。これが、夏の葬列か…!?

開演時間も迫っていたので、そそくさと席へ。17時を過ぎた頃、会場も暗転し、いよいよVersaillesが復活する時がやって来ました。暗闇に包まれた会場にはVersaillesの登場BGM「Prelude」が鳴り響くもので、もう「あぁ~!これこれ!」と思わずニヤニヤ。そんな中、現れたVersaillesなんですが、なんと舞台中央からせり上がってくるじゃありませんか!!奈落からのライトに照らされ、迫力の登場を果たしたメンバー。顔には仮面舞踏会よろしくのトレビアーンなマスク。お約束過ぎるアレコレに、ファンも思わず笑わずにいられなかったか、あたりからクスクス笑う声も聞こえてました。当然、私も大笑いしてました。Versailles最高だな!

そんな感じでVersailles劇場が幕を開けたわけですが、登場時に仮面をつけていたのは前振りだったのか、完全復活ライヴ、記念すべき一曲目はみんな大好き「MASQUERADE」。荘厳なクワイアで始まるのが特徴的なライブ定番曲ですね。必殺のサビではKAMIJOの華麗なターンも披露され、会場を沸かせました。歌唱も演奏も上々で、Versaillesの完全復活を高らかに知らしめるような始まりの1曲でした。

その後も「Ascendead Master」、「Shout & Bites」など次々とキラーチューンを演奏。選曲はほぼ「Lyrical Sympathy」、「NOBLE」からされて、プラスで「JUBILEE」、「Holy Grail」といった感じ。まぁ、集大成的セットリストにするなら、必然的にインディーズ期のものが多くなりますよね。とりあえず、惜しげも無く披露されていく名曲たちに感動しきり。もう、ほんとVersailles、薔薇!Versaillesの演奏を聴くと、脳内に薔薇が咲き誇っちゃって、正常な思考も語彙力も奪われるので薔薇しか言えなくなっちゃうんですよねー。ほんと薔薇。ただ、そんな洗脳状態でもKAMIJOのMCは相変わらず意味不明だったので、まだ自分は大丈夫だなって思いました。

9月14日リリースのリテイク・ベスト収録の新曲「Melodic Thorn ~美の暴力~」と「Chandelier」もこの日に披露されましたが、どちらもVersaillesらしい曲でした。攻撃的で激しく、そして美しい、さすがVersailles、活動休止期間を経ても変わらぬ楽曲へのこだわり。なまくらになることなく、刃は鋭く研ぎ澄まされたままのようです。ちなみに、「Melodic Thorn」に関してはライブ披露時は「美の暴力」とかいうお美しいサブタイトルは無くて、しかもKAMIJOの発音が聞き取れなくて曲名がよくわからなくて「メロディックソング?」とか思ってましたが、「Thorn」(薔薇などのトゲ)ということで、納得。

ライブは2度のアンコールもあったんですが、ダブルアンコールで披露された「Sympathia」には胸を熱くしましたね。これは元々良い曲なのはそうですが、曲披露前にKAMIJOからの大切なお知らせと、熱のこもったMCがあったからなんですが。そう、大切なお知らせとは、Versaillesの初武道館公演!2017年2月14日に、ついにVersaillesが武道館の舞台に立つんですよ。それ即ち、KAMIJOのキャリア史上初の武道館ということで、20年間薔薇で貫き通した男の姿に、もう涙を禁じ得ないわけですよ。おめでとう、KAMIJO!

ただ、これまで最高キャパの公演が活動休止のNHKホール公演(約3500席)なVersailles。今回の舞浜アンフィシアター(約2200席)も当日券出てたし、最低でも6000くらいは埋めないと成立しない武道館公演が、果たして成功するのかがちょっと不安。武道館マジックでいつもより客入りはいいと思いますけどね。ここはやはりLAREINEも呼んで、Versailles/LAREINEの2部構成にするとか…そしたら去年のKAMIJOソロツアーとあんまり変わらなくなるな。でも、仮にLAREINEが出るなら私は絶対行くし、会場で泣く。

まぁ、そんなわけで、嬉しい発表もありつつ、ライブはフィナーレへ。Versailles完全復活ライブの最後は当然のごとく「The Revenant Choir」でした。この曲はほんと永遠に聴き継がれて欲しいレベルの楽曲で、締めくくりに相応しい1曲ですが、完全復活ライヴの最後ということでその感動もひとしお。この曲を以って、ライブは感動の幕引きとなったわけです。披露された楽曲は登場時の「intro」「Prelude」を除き全20曲でした。もちろん、これが終わりではなく、始まりなわけなんですが。2017年はバンド結成10周年ですし、これからまた新たな伝説を作るべく、バリバリ活動してほしいものです。とりあえず、新しいオリジナルアルバム待ってます。すごいの頼みますよっと、活動を再開したVersaillesの活躍に思いを馳せつつ、会場をあとにしたのでした。



ちなみに、ライブ終了後、Versaillesメンバーが舞台を去る時、登場のときと同様に舞台中央のせり舞台を使用。ゆっくりと奈落に消えていく光景に、再び会場がやや笑い状態に。去り際まで完璧なVersailles、さすが。