早いもので2016年も残すところあと1日となりました。

というわけで、今年のハロプロをゆるりと振り返ります。



マンネリマンネリと行っていた頃がもはや懐かしいほどに、今年もハロプロにいろいろありましたね…。

肝心の楽曲面では、つんくさんが離れて早くも2年目の年が終わりましたが、良く言えば高値安定。悪く言えば、やはりなんとなく熱くなれないという、つんく至上主義のハロヲタである自分には引き続き辛い年だったなと感じますが、一方で、アップフロントに彗星のごとく現れた作曲家の星部ショウさんの人物像が徐々に明るみに出て、信用できる人物だとわかってきたので、そういった面では楽しいこともありました。相変わらず星部曲は良かったですしね。

そんなわけで早速ですが、各グループの楽曲を振り返りつつ、思うことをツラツラと書いていく感じで行きます。



◆モーニング娘。'16

娘。は9期メンバー、鈴木香音が卒業したことが地味にダメージでした。現娘。では断トツの知名度があるメンバーでしたからね、もうちょっと居てほしかったとも思いますが、これも娘。システムの運命か。

そんな鈴木の卒業シングルが何より今年のハロプロにとって一番のフィーバーだったのではないでしょうか。

ガールズバンド、赤い公園のギターである津野米咲による提供曲「泡沫サタデーナイト!」は『王道のハロプロファンク!』として各所で話題を呼び、夏頃の娘。のTV出演では結構な回数歌唱され、『新・代表曲』のような扱いとなった楽曲です。妙なセンスのMVがTwitter辺りでちょっとしたムーブメントとなるなど、大きな話題となりました。

確かに、こうしたシンプルに盛り上がれる曲をみんな求めていたのかもしれませんね。ハロプロ的エッセンスを含みつつも、アクが強くなく、素直に楽しい1曲ですから、これがフューチャーされるのは当然と言えば当然でしょう。

しかし、この曲も陰にこそ今年No.1の名曲があったんじゃないかと私は思います。

それが「The Vision」です。




「時空を超え 宇宙を超え」から開花したつんくさんの新路線と呼ぶべきミディアムバラード作ですが、慈愛に満ちたつんくワールドは深化の一途を辿り、ついにここに極まったんじゃないかと感じました。

「The Vision」で歌われるメッセージは、生きることに真に向き合ったからこそ言える優しさと強さを兼ね備えた不変のメッセージで強く心を打たれました。メロディも奥深く飽きの来ない仕上がりで何度も聴けますし、聴くほどに心に沁みます。すべての悩める人に贈りたい名曲です。


一方で、11月にはミュージカル的楽曲「セクシーキャットの演説」がリリースされました。



これまたありそうでなかった曲で、つんくさんの作曲能力の高さに涙が出ます…。

「セクシーキャット」ってまた何を言い出すかと思えばこれですよ。天才か。大久保薫さんのアレンジも秀逸で、終盤に進むにつれ、どんどん曲に引き込まれます。中毒性の高い曲で一度聞くとしばらくリピートがやめられない1曲でした。


というわけで、今年は「The Vision」と「セクシーキャットの演説」が良かったかなと思いました。昨年末も含めれば鞘師ラストシングルの「冷たい風と片想い」や全英語詞のデジロックナンバー「One and Only」もありましたし、比較的トピックは今年も尽きませんでしたね。

娘。はかろうじてつんくさんの楽曲提供を安定して受けられれているグループですから、来年以降も曲のクオリティは心配いらないかなというところでしょうか。

13期も加入しましたし、来年は結成20年ですし、とりあえずは来年の活動を楽しみにしたいところです。



◆℃-ute

℃-uteは…来年6月を以ての解散が突如発表されましたね。

文春とか、まぁ、いろいろ不穏なこともありましたが、もう潮時ということだったのでしょうか。Berryz工房が一足早くハロプロを去った今、℃-uteも時期を考えるのは当たり前といえば当たり前で、それが今年だったということで。

嗣永も事実上の芸能界引退を発表しましたし、ついにキッズがいなくなるんだと思うと、なんだかやるせないです。

そんな℃-uteですが、今年1年は大変楽曲に恵まれたと思います。これに関しては脱つんく大成功と言わざるをえないでしょう。現ハロプロで最も外に受けていた℃-uteだからこそ、非つんく曲が効果的だったのかなと思います。



とりわけ、「人生はSTEP!」は大きな反響がありましたね。クールハローの真の姿というべきか、これまでのハロプロにはなかったオシャレかつ洗練されたこの曲はインパクト大でした。

個人的には同じシングルに収録された「Summer Wind」も良かったなと。爽やかなタイトルの癖に重苦しくアンニュイなのが素敵です。MVも白いバックにメンバーが映えていて美麗ですし。




また、解散発表後にリリースされたシングル「夢幻クライマックス」も良かったですよね。ベートーベンの「月光」をサンプリングしたドラマチックなこの曲は、大人な女性の℃-uteを打ち出していてイメージ的にもマッチしていますし、MVもかっこいい仕上がりで見応えあります。




一方、「愛はまるで静電気」ではグループ名通りのキュートさが発揮されていて、最後に良いシングルがリリースできたんじゃないかと思いますね。まぁ、まだもう1枚くらいシングルでそうなので、これがラストシングルではないでしょうけど。



◆アンジュルム

アンジュルムは、正直今の路線あんまり好みじゃなくて、個人的には福田も田村も抜けちゃってしょんぼりな事が多いのですが、田村卒業シングルだった「次々続々」は止めどない勢いがビシビシ伝わってくる攻めの1曲で、有無を言わさないパワーを感じましたし、「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」ではこれまでとはまた違った路線で新鮮さを感じました。

特に「愛進愛退」を作曲した炭竃智弘さんは以前Bitter & Sweetに「バイバイメトロ」という曲を提供したのですが、そのときよりもパワーアップしてるなと思いましたので、今後もハローに良い曲提供してくれたら嬉しいですね。





◆Juice=Juice


Juice=Juiceに関しては非つんく曲がアレだったりで、そこがちょっと不安ですが、基本的につんく曲でアタリを引きまくったなという印象。

ドラマ「武道館」のための名義、NEXT YOUとして発表された「大人の事情」がかなり良かったですし、何と言っても「Dream Road~心が躍りだしてる~」はもうとにかく名曲と心から思った1曲です。



曲から滲み出るこの生命力!これほどまでに生きる力に溢れた楽曲はそうないですよ!

娘。の「The Vision」に通ずるものがあると思うのですが、こちらはやや強さに重きがある感じで、希望に満ち溢れた応援歌とでも言いましょうか。「The Vision」を悩める人へ贈るなら、こちらは全ての頑張る人に贈りたい1曲です。今年のハロプロで自分にとって「The Vision」と双璧をなす曲でした。

今年はJuice=Juiceにとって過酷なツアーを終え、武道館を成功させた年でもありますから、そんな今のJuice=Juiceの在り方と照らし合わせても楽しめるし、そういう意味でも良曲としか言えないですね。

いやはや、Juice=Juiceの未来は明るい!!



◆カントリー・ガールズ

カンガルは、なんでロカビリー縛りだったり、謎カバーをやらされているのか、謎な1年でした。去年みたいにハロ唯一のド直球レトロ可愛い路線で良かったのでは?嗣永PMの卒業も発表されましたし、来年は勝負の年になりそうです。

ただ、次作「ピーナッツバタージェリーラブ」はアップフロントが絶賛飼い殺し中の情熱のイケメンソロシンガー、エリック・フクサキ提供という情報が飛び込んできたので期待度MAX!

エリックはほんと良い曲書くので、そのライティング力をぜひともハロプロでも発揮してもらいたいものです!そして、エリックソロのアルバムが欲しいので、個人の活動に還元してもらいたいものです!頑張れエリック!


◆こぶしファクトリー

今年はこぶしの年と言っても過言ではないのではないでしょうか。こぶしファクトリーという名前でズッコケ大笑いしたのが遥か昔に感じられるくらい、彼女たちの成長は目覚ましかった!

2016年早々に「桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂」という良曲しかないトリプルA面シングルをリリースすると、オリコンの穴場週に当たりハロプロでは娘。以外では極レアな週間首位を獲得するなどミラクルもありました。



続く「バッチ来い!青春」はやや足踏みかなと思うシングルでしたが、11月にリリースされたアルバム「辛夷其の壱」の出来の良さたるや。特に、アルバム曲でMVが公開された「辛夷の花」はアップフロントが本来はフォーク・演歌事務所であることを思い出させるような素朴さと力強さを兼ね備えた1曲で、寒空の下で外ロケが行われたであろうMVと相まって多くの人の心に届いたのではないでしょうか。





◆つばきファクトリー

来年2月にメジャーデビューが決まったつばきファクトリー。

これまでにも何曲かが公開されていましたが、ついに本格始動かということで、MVが公開されたのが「独り占め」。



うおーーー!つばきはこの路線で来るのか!?とこの曲を聞いたときは歓喜しました笑

当然作詞作曲つんくのいわゆるプラチナ路線曲。このつんく臭さがたまらない!ということで、つんくヲタには大好評の1曲なんじゃないでしょうか。

実際のところ、メジャーデビュー曲を聴くと、別にこの路線というわけでもなさそうですが、つばきの今後がちょっと楽しみになりました。正直、増えすぎたハロメンとグループ、どうすんだろうと思ってますが、上手いこと住み分けてやっていってほしいものです。


◆Buono!

いやー、ボノフェスほんとよかったですよね。

これまで溜まっていた鬱憤を晴らすかのような勢いのある3人のパフォーマンスは見てるだけで笑顔になれました。特に、夏焼なんかは久々のステージにも関わらずしっかりと仕上げてきていて、さすがプロだなと。伊達にアイドル10年やってなかったですよね。

そして、リリースされた「ソラシド~ねえねえ~」がまた良かった。



こちらは「泡沫サタデーナイト」と同じく赤い公園の津野米咲による提供曲ですが、これまた良い曲を書きますよね。

圧倒的に爽やかで気持ちのいいメロディながら、なかなかテクニカルな曲で、歌いこなすのは難しそうですが、これをしっかりとパフォーマンスする3人の姿はさすがというほかなく。



同時に収録された「ロックの聖地」も良かったです。

この曲の作曲者の諸星ハッピーって誰やねんって感じですが、ボノフェスの一発目を飾る素敵な曲を書いてくれたもんですよ。


◆その他のアップフロント勢

はい、やってまいりました。もっと注目されるべき逸材たちのコーナーです。

とりあえず言いたいことは

・LoVendoЯの失策
・Bitter & Sweetをどうにかメジャーへ
・吉川友をどうかお救いください

という3点ですよ。

まず、昨年華々しくメジャーデビューしたLoVendoЯ、今や閑古鳥が鳴いてますよ!どうなってんですか!メロディメーカーとして成長していた魚住さんは脱退するし、田中は個人仕事でバンドを留守にするし、どうなってんですか!ってことです。

そして、昨年「来年はメジャーデビュー目指します!」とか言っていた(言わされていた?)Bitter & Sweetはついになんの音沙汰もなく2016年が終了。一応、精力的にライブを行っているようですが、新曲もないから数少ない持ち曲とカバーでやり繰りしているようですし、事務所はなぜビタスイにこんな仕打ちを…あさひちゃんをどうにか売り出して…頼む…。

ただ、ミニアルバム「ビタスイ#」にて中島卓偉提供曲「DREAM GIRL」が日の目を見たのは良かった。2017年は何かしら動きがありますようにと祈りを捧げます。

そして、「花」というバカ長い曲をリリースしてやや話題になった吉川友は2016年驚くほど無風。一応、「チャーミング勝負世代」っていう結構良い曲リリースしたんですけどねー…おかしいな…。



かつての盟友、真野ちゃんが遥か遠いところへ行くなか、きっかの明日はどっちなんだ…。



そんな中、その他勢で今年一番成功したのはやっぱりアップアップガールズですね。

「パーリーピーポーエイリアン」という強力な楽曲も誕生しましたし、自分たちで勝手にお金集めて武道館成功させるとかいう偉業も成し遂げましたし、来年はオーディション開いて娘。システムを取り入れるとか、独自路線でやりたい放題。それでいいと思うし、そうするべき。頑張れアプガ。




あ、チャオベラは…現状維持でしょうか、ひとまず…。



◆総括


いろいろ文句言いつつも、2016年も楽しくハロプロファンやれました!

ただ、やっぱり曲と事務所のグループの色付けの方針に関しては徐々に不安が積もる…。

2017年はいいニュースが多いといいですね。


というわけで、以上で2016年の振り返りを終えます。長い文章ですがお読み頂きありがとうございます。良いお年を!