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渋谷発ネオポップユニット、ORESAMAが3/15にTSUAYA O-nestにて、初のワンマンライブを行いました。

今年5月の再メジャーデビューを控え、今ノリにノッているORESAMA。まさにこれからポップスシーンの最前線に躍りだそうという2人の勢いを感じるため、ライブを観てきました。



2013年にヤマハ主催の音楽コンテストで優秀賞を受賞し、2014年に「オオカミハート」でメジャーデビューを果たしたものの、諸事情によりインディーズ活動に戻ることとなり、それから2年。ついに、今年5月に再びメジャーに返り咲きを果たすことが決まったORESAMAが、TSUTAYA O-nestにて初のワンマンライブを行いました。

このところ、ツーマンライブのチケットがSOLD OUTしたり、ボーカルのぽんがアニメ「ACCA13区監察課」のためのスペシャルユニットであるONE Ⅲ NOTESに参加したりと、いいニュースが多かったORESAMAですが、再メジャーデビューも無事決まり、満を持してのワンマンライブといったところでしょうか。今の2人の脂のノリ具合たるや、確実にいいライブを見せてくれるはずと思い、私はすぐさまチケットを取りました。

今回はTSUTAYA O-nestということで、そこまでのキャパでもないですが、チケットも無事SOLD OUT。この間の下北沢のライブも割と早い段階でSOLD OUTしてましたし、次はもう少し大きい箱で大丈夫じゃないかなと感じます。ライブ開演直前になると、会場は今か今かとライブのスタートを待ちわびる人で埋め尽くされていました。

開演時間から5分ほど経ったころ、ORESAMAのライブには欠かせないサポートメンバー、DJ モニ子が2人に先んじて登場。「KARAKURI」等、これまでのORESAMAの楽曲や、2人に関わりのある楽曲(DAOKOや夢みるアドレセンス、ONE Ⅲ NOTESの楽曲等)のノンストップリミックスを披露。会場の空気が温まったところで、ぽんと小島が、サポートのベーシストである夏海ルイと共にステージに登場。間髪をいれず「銀河」の演奏を始め、初のワンマンライブが幕を開けました。

続けて、昨年末にリリースしたH△Gとのスプリットアルバム「H△G×ORESAMA」にも収録されたH△Gの「少女たちの終わらない夜」のカバーやGEOの冬のキャンペーンソングに起用された「絶対的WINTER LOVE」を披露。

3曲を終え、MCになると、「ワンマンライブが出来て本当に嬉しい」と素直な感想を述べるぽん。今回のライブはORESAMAがこれまで主宰してきたFLAT NIGHT CARNIVALというシリーズの10回目に当たります。このことを受け、ぽんは今までの同シリーズのライブではツーマンないしスリーマンで行われてきましたが、10回目という節目の回がORESAMAのワンマンで良かったとも。元々は平日の夜を楽しく、というコンセプトで名付けられたこのライブシリーズ。ぽんはそのコンセプトの通り、楽しんで帰ってねと言うと、「音に身を任せて、聴いてください」と、「綺麗なものばかり」を披露。

続けて披露された曲が、曲名も出自もわからなくてアレなんですけど、ディープな世界観を持ったテンポのゆったりとした曲で、良いなと思って。(ネットを調べてもわからずで…とりあえずTwitterに書き込まれたファンの方のつぶやきによると「秘密」という曲らしいのですが、ソースはないです)

「綺麗なものばかり」と、その次に披露された曲、2曲ともアンニュイさとか、ネガティブさが歌詞にもメロディにも表れているちょっとダークサイドな楽曲ですが、私は凄く良いと思いました。ぽんが”ありのままの私”を歌詞にしたという通り、素直な言葉で綴られた歌詞は胸に来るものがありますし、楽しくノるだけじゃないぞというORESAMAの別の一面もアピールできる楽曲なんじゃないでしょうか。

そんな少し切ない2曲を終えると一転して今度はポップで楽しいディスコチューン、「Dreamin' Pops」を披露し、会場を再び盛り上げました。

MCに入ると、ぽんだけが喋っている状況に、会場からの声もあり、小島さんからも一言いただくことに。すると、「すごーく楽しいです」みたいなシンプルな感想で、ぽんから「小学生の読書感想文みたいな…」とダメ出しを受け、会場が和やかな笑いに包まれました。そんな小学生並の感想が出たのはフリだった…というわけではないと思いますが、ぽんがおもむろに手に青いエプロンを持ったかと思うと、続けて披露すると言ったのが、まさかの「いちにさんドラキッズ」。



ドラキッズといえば、みなさんが想像するあのドラキッズです。幼児向けの教育教材のアレです。実はORESAMAはドラキッズとのタイアップで楽曲を制作していまして、それが「いちにさんドラキッズ」ですなのですが、もうこれ数え唄の皮をかぶったただの良質なポップスですよね。会場では子供泣くレベルに重低音ズンズン響きまくりで数えさせる気ないだろっていう具合で最高でした。ここでは、モニ子がぽん同様に青いエプロンを纏い、DJブースを出て歌のお姉さんをしたり、小島さんがDJブースに入りDJ小島をするなど、レアな場面も見れました。

数え唄で会場がほっこりしたところですが、続けて披露されたのがブギーでファンキーな激アツナンバー「Listen to my heart」、そして、さらに疾走感ある「アイヲシル」も披露され、会場のテンションも急上昇。

ここで、再びMCとなり、ぽんは「辛いことや切ないことも、ポップスにすることで前向きになれる。だからポップスが好き」とポップスに対する想いを語りました。ぽんは自身のnoteでこうした想いを綴っていまして、読んでみると歌に対するぽんの考えなどがわかると思うので、興味のある方はご一読していただければと思います。昨年は特にインディーズ活動の中で思い悩むこともあったようですが、それほど悩むくらいに真剣に歌に向き合っているんだなとぽんの言葉から思わされます。

MCの終わりに「この歌が届きますように…」と、披露したのが、そうした悩みの中から産まれた楽曲「ねぇ、神様?」。



これもネガティブな感情を素直な言葉で表現した歌詞が印象的な1曲。空に投げかけるように「ねぇ、神様」と問いかけるような始まりから、歌を届けることへのストレートなまでの渇望が表れた歌詞に心にグッと掴まれます。とりわけ、今回のライブでは熱のこもった歌唱で、落ちサビの部分が非常にドラマチックだったなと思います。良かったです。

ライブもいよいよラストスパート。「残り2曲!!」と、演奏されたのがORESAMAの文句なしの名曲「オオカミハート」、そしてこれまた盛り上がり間違い無しの鉄板曲「乙女シック」。華やかなポップスでライブ本編は終了。

4人が捌けると、すぐさまアンコールの拍手が会場に鳴り響き、それに応えて早々とORESAMAも再登場。

MCにて、ぽんは5月の再メジャーデビューシングルについて触れ、ここまで支えてくれたサポートメンバーや、スタッフ、そしてファンへと感謝の気持ちを述べました。そして、「再メジャーデビューがゴールではなく、ここからはじまり」と言い、そんなはじまりに相応しい1曲を、と言うと5月にリリースする2ndシングル「ワンダードライブ」を初披露。

まだどこにも一切音源がない状態ですから、正真正銘初披露。やってくれたらいいな、と思っていましたが、嬉しい限りです。「ワンダードライブ」はこれまでのORESAMAの楽曲と比べると非常に速いテンポのアッパーチューン。駆け抜けるようなメロディは、アニメ主題歌らしく、シンセのキラキラした音が響いていましたが、サビではファンキーさも顔を出し、ORESAMAらしさもしっかりと盛り込まれていました。歌詞では、詩中に繰り返し登場する「鏡よ鏡 私世界を変えたいの」というフレーズが印象的でした。そして、Cメロを歌うぽんが感極まって涙ぐみながら歌う姿に思わず貰い泣き。メジャーにかける想いの強さからして、初ワンマンという場所での初披露は特別な想いがあったんだろうなと、こっちまで胸が熱くなりました。ほんと良かったです。

最後にORESAMAがヤマハのコンテストで賞を獲った、いわばORESAMAの始まりの1曲である「青春ランナー」が披露され、初ワンマンライブを締めくくりました。


というわけで、ORESAMA初ワンマンでしたが、もう素直に良かったなと思います。メジャー再進出を前にして、すごく音楽的に充実しているなと感じましたし、実際にパフォーマンスも安定していて良いライブでした。終始、飽きの来ない構成でしたし、もう1、2曲披露してくれてもよかったなってくらいで。「ドラマチック」とかやらなかったし。

それにしても、次のメジャー進出ではORESAMAがもっと広まればいいなと思うばかりです。名ばかりのメジャーではなく、正真正銘メジャーな存在へと成長してほしいものです。

もちろん、私もまだまだORESAMAを応援していきますよ!

応援したいから、早く2ndアルバム出して!買うから!



P.S

これまで今回を含め10回行われてきた「FLAT NIGHT CARNIVAL」は今年4月から「TOKYO FLAT NIGHT」として新たに開催されるそうです。次回公演は4月にTSUTAYA O-WESTということで、キャパシティもグレードアップ。みんなぜひ行きましょうね!ちなみに共演者はまだ未発表。詳細は公式HPを御覧ください!