4/10付のオリコン週間チャートが公表されました。

シングルチャートではSexy Zone「ROCK THE TOWN」が、アルバムチャートでは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「THE JSB WORLD」がそれぞれ初登場首位を獲得しました。

その他、結果を見て気になるアーティストをピックアップします。







◆4/10付シングルウィークリーチャートTOP10

NEW   1位、Sexy Zone「ROCK THE TOWN」…12.0万枚
NEW   2位、℃-ute「To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises」…6.6万枚
NEW    3位、刀剣男子 team新撰組 with蜂須賀虎徹「ユメひとつ」…5.1万枚
(1)↓   4位、乃木坂46「インフルエンサー」(2週目)…4.9万枚
NEW   5位、Apink「Bye Bye」…2.3万枚
NEW    6位、山内惠介「愛が信じられないなら」…2.3万枚
NEW   7位、Block B「YESTERDAY」…1.9万枚
(2)↓   8位、「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Treasure☆」(2週目)…1.3万枚
NEW   9位、765PRO ALLSTARS…and you!「紅白応援V」…1.1万枚
NEW   10位、Dragon Ash「Beside You」…1.0万枚



今年6月12日のさいたまスーパーアリーナ公演を以って解散することを発表しているハロー!プロジェクトのアイドルグループ、℃-uteのラストシングル「To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises」が2位に初登場しました。ラストということもあり、セールスは前作よりも0.8万枚多い6.6万枚を記録。デイリーでは初日にSexy Zoneに迫るセールスを記録するなど、善戦する場面もありました。また、これにより℃-uteは2007年のメジャーデビュー以来、リリースした31作品全てが週間TOP10入りを記録したこととなります。

最後の最後で初の首位獲得とはなりませんでしたが、℃-uteの後期のセールスの伸びはハロプロの中でも異例でしたね。同じくハロプロキッズのグループで2015年に無期限活動休止したBerryz工房と共に、10年に渡ってアイドルの最前線を駆け抜けたグループとして後世に語り継がれる存在となってほしいものです。


℃-ute「To Tomorrow」



<PICK UP>

NEW  11位、藤原さくら「Someday/春の歌」…0.8万枚


デビュー作だった「Soup」が、自身が福山雅治とダブル主演した月9主題歌に起用され、話題となり6万枚を超すヒットとなった藤原さくらの2ndシングル。初動は0.8万枚で11位初登場と、惜しくもTOP10を逃す形に。今作も「春の歌」(スピッツのカバー)が映画「3月のライオン」後編主題歌に起用されるなど、タイアップはあるものの、前作が大型タイアップだっただけに宣伝量の差が出た結果でしょうか。


(41)↑  22位、どうぶつビスケッツ×PPP「ようこそジャパリパークへ」(8週目)…0.4万枚

アニメ「けものフレンズ」主題歌。8週目となりましたが、アニメが最終回を迎えた影響で主題歌のセールスが再び上昇。今週は0.4万枚を売上げて、先週から大幅に順位を回復させました。累計は今週までに1.7万枚を超えています。配信でも好調なセールスを見せている今作。こうした快進撃を受けてか、4/14のテレビ朝日「ミュージックステーション」にどうぶつビスケッツ×PPPが出演することが決まるという驚きの展開に。Mステ効果での更なる躍進に期待です。

















◆4/10付アルバムウィークリーチャートTOP10

NEW   1位、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「THE JSB WORLD」…35.7万枚
NEW   2位、「NieR:Automata Original Soundtrack」…3.5万枚
NEW    3位、amazarashi「メッセージボトル」…1.6万枚
NEW   4位、「おそ松さん かくれエピソードドラマCD「松野家のなんでもない感じ」第2巻」…1.3万枚
NEW    5位、PENTAGON「GORILLA」…1.3万枚
NEW   6位、SEIKO MATSUDA「SEIKO JAZZ」…1.1万枚
NEW   7位、清木場俊介「REBORN」…0.9万枚
(2)↓   8位、和楽器バンド「四季彩-shikisai-」…0.8万枚
NEW   9位、ジャミロクワイ「オートマトン」…0.8万枚
NEW  10位、「艦これ クラシックスタイルオーケストラ with 東京フィルハーモニー交響楽団」…0.8万枚



今週のアルバムチャートは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「THE JSB WORLD」が初登場で首位を獲得。昨年はオリジナルアルバムで累計64万枚のヒットを叩き出した三代目J Soul Brothersですが、今年も強さは健在。初動35.7万枚で堂々の首位です。三代目の首位獲得は6作連続、通算6作目。

初動35.7万枚はさすがの数字ですが、今作は3年ぶりのベスト盤。本来数字が出やすいはずのベスト盤がオリジナルのセールスを大きく下回っている(前作初動:47.6万枚)のは購買が固定ファンに限られているということでもあります。これはEXILE系全体に言えることですが、三代目も強固な固定ファンによって買い支えられているのが現状というところでしょうか。


2位にはスクウェア・エニックスのPS4向けゲーム「NieR:Automata」のサウンドトラック、「NieR:Automata Original Soundtrack」が初登場。初動は3.5万枚。「NieR:Automata」は音楽の良さに定評がある「ドラッグオンドラグーン」及び「ニーア」シリーズの最新作ということもあり、今回もゲームの内容のみならず音楽にも大きな注目が集まったようで、サントラが好スタートを切りました(前作「ニーア ゲシュタルト&レプリカント サウンドトラック」は最高24位)。


<PICK UP>

(9)↓ 14位、「ラ・ラ・ランド(オリジナル・サウンドトラック)」(17週目)…0.7万枚


映画「ラ・ラ・ランド」のサウンドトラック。日本盤のリリースから7週となり、映画公開から日が経ったこともあり、やや勢いは落ち着いてきたか。今週は0.7万枚を売上げて14位に。累計は6.7万枚を超えています。