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今年で6年目の開催となり、すっかりハロプロの毎春恒例行事となったひなフェス。

そんなひなフェスの1日目、3/31の昼公演に行ってきました。



ひなフェスは例年2日間に渡って、昼・夜の2部構成の計4回公演で開催されていますが、回ごとにメインとなるグループ(披露する曲が多い)が変わるのが特徴です。


通常は娘。プレミアム、アンジュプレミアム~と言った具合ですが、今年はハロプロ20周年ということで、やはりデラックスな仕様になっておりまして、なんと1日目の昼公演は20th Anniversaryプレミアムと題し、モーニング娘。初期メンバーと、太陽とシスコムーンがゲストとして登場するとの発表が!!


娘。1期メンバーが集結するのも凄いですが、なんといっても太陽とシスコムーン


太陽とシスコムーン。

またの名をT&Cボンバー。
通称は太シスです。


Juice=Juiceが「Magic of Love」をカバーしたことや、マツコ・デラックスがテレビで「宇宙でla ta ta」を絶賛したことなどもあって、今はむしろ一時期よりもハロヲタの認知度が上がっている存在なんじゃないかと思います。そう、あの太陽とシスコムーンですよ!


ハロプロ歴代でも圧倒的なパフォーマンス力を誇る最強のダンス&ボーカルグループなわけですが、解散以降の活動は非常に限定的で、近年ではハロプロのカウントダウンコンサートでちょろっと再結成したほか、15周年の時にキャパ数百の箱で記念ライブを行ったにとどまっていましたので、彼女たちのステージを見られるというのはかなりレアなんです。


もう正直、太シスを観られるだけで行くべきひなフェスなわけで、迷わず行きました、パシフィコ横浜。当日は大変よく晴れ、絶好のライブ日和。雨風がある時は寒々しく感じるパシフィコ横浜ですが、逆に晴れた時は風が気持ちいですね。


ひなフェス会場となっている展示ホールへ入ると、すでに中はいっぱいの観客が今か今かと開演を待ちわびていました。時間となり、会場の照明が消えるとステージには5人の人影が。


その人影は中澤裕子、安倍なつみ、飯田圭織、石黒彩、福田明日香のモーニング娘。初期メンバー!流れる「愛の種(20th Anniversary ver.)」のイントロ!会場に響く大歓声!紛れもないあの5人がステージで歌を歌っているという光景。私もそこそこハロプロファンをやってきましたが、オリメンが集結したのを生で見るのはもちろん初めてで、思わずテンションが上がってしまいました。


しかし、この先さらに興奮する出来事が。20周年記念ミニアルバムに収録されていた安倍なつみソロ曲の披露後に、なんとタンポポの「ラストキッス」が始まったのです。しかも、飯田、石黒に加えて事前に登場が告知されていなかったタンポポオリジナルメンバーの矢口真里の姿も!


タンポポは以前、ドリームモーニング娘。の武道館公演にて限定復活しましたが、その際にはタンポポ2期メンの石川梨華も参加していたので、オリジナルメンバーによるタンポポは石黒卒業後では今回が初だったのではないでしょうか。めちゃくちゃ貴重な瞬間に、思いがけず立ち会ってしまい感激。「ラストキッス」、「たんぽぽ」の2曲が披露されましたが、やはり初期タンポポは楽曲も歌声も最高。会場には黄色いペンライトがちらほら上がっており、当時伝説と化したタンポポ祭りを微かに感じました。


それにしても、タンポポの矢口の歌が聴けたのは本当に良かった。これ事あるごとに言ってるんですけど、タンポポとして歌う矢口の歌声は本当に良いんですよ。これも毎回言うんですけど、いつか「センチメンタル南向き」を聴きたいものです。


ちなみに、この日、矢口の再婚報道が出た直後だったのでもしかして何か触れるか?と思いましたが、逆に誰も矢口には一切触れず、なんだかシュールな雰囲気になっていたのはちょっとおもしろかったですね。まぁ、本来、矢口は夜の部のゲストなので敢えて昼の部で触れる必要はなかったのかもしれませんが…笑


さて、OGの出演も一段落し、ここから現役組が登場。ハロプロ研修生、一岡・高瀬・清野・稲葉愛香の特殊ユニット、つばき、こぶし、カントリーと続けざまに楽曲を披露していきました。


個人的に、カントリー・ガールズがとても良かったです。現在各メンバーが他グループ兼任となっていますが、やはり本体に戻るとスイッチが入るのか、ばっちりカントリーとしてのパフォーマンスを見せてくれました。歌とダンスはもちろん、”劇団ももち”の健在っぷりにはもはや安心してしまいますね。それに、学業両立組の山木・小関もバリバリ動けていたのが良かった。特に山木さんはこの後にソロで後藤真希の「スクランブル」を披露していましたが、普通に上手いし、可愛いしで思いの外ヒット。あんまり考えたことなかったんですけど、山木さんの声質的に後藤真希の歌が合うんですかね?結構しっくりきていて驚きました。山木さん、良いですね。


そして、カントリーの出番が終わるとJuice=Juceiの宮崎、高木のMCにて、次が太陽とシスコムーンであると予告が。いよいよ、太シスのステージかと身構えていると、出囃子の映像が流れ、直後会場に響いたのは「ガタメキラ」!そして、ステージ上には黄色い衣装に身を包んだ稲葉、小湊、信田の3人。ここから始まる太陽とシスコムーンのステージがとにかく凄い。凄すぎた。

もうこの辺からは感動しっぱなしなんですけど、「ガタメキラ」の初っ端から圧倒的なフェイクを披露した小湊さんはさすがの歌声としか言いようがないですし、そんな唯一現役バリバリで歌手活動している小湊さんに負けず劣らずの歌唱を披露する稲葉さんも貫禄ありまくりの立ち振舞で一挙一動がスターだし、信田さんもしっかり準備をしてきたであろうパワフルな歌声と持ち前のアクロバティックが炸裂しているしで、一切の隙がない。

2曲目の「月と太陽」ではミラーボールも回りだすし、「宇宙でLa ta ta」では間奏で信田さんが回転しまくるし、もう何がなんだか。「Magic of Love」では後輩たちのカバーをごっそり退けて『これがオリジナル!!』と言わんばかりの有無を言わさぬパフォーマンスを披露し、大団円を迎えたのでした。

本当に、これを見れただけでも8000円の価値があったような気がします。太陽とシスコムーン、紛れもなく最高でした。

さて、ライブはまだまだ続きます。全員での「桜ナイトフィーバー」のあと、再び現役組のターンとなり、Juice=Juice、アンジュルム、モーニング娘。'18が登場。

Juice=Juiceは金澤が急性胃腸炎で欠席となっており、ちょっと残念だなと思ったんですけど、それでもやはり現ハロプロで最高のパフォーマンスを誇るJuice=Juice。この日もバリバリの歌唱力を披露してくれました。それに、新曲「Sexy Sexy」、「Vivid Midnight」が聴けたのもよかったです。


「Sexy Sexy」をこの日に初めて聴いたのですが、「Sexy」を冠したつんく曲は名曲が多いの法則に則り(?)、やはり今回も名曲。妖しく尖ったつんく曲で、ヘビーリピートしたい1曲です。「Vivid Midonight」はK-POPを強く意識したような楽曲で、これまでのハロプロにはないタイプの楽曲。女子ウケの良さそうな楽曲ですし、ライト層・女子層を中心に人気を集めそうです。


現役組が全て終わると、再び娘。初期メンが登場。今度は「モーニングコーヒー(20th Anniversary ver.)」を披露。さらに、それで終わらず、まさかの「抱いて HOLD ON ME!」を披露するというスペシャルっぷりにまたもやテンション爆上がり。福田明日香がこの曲を歌っているのを生で見る日が来るとは思いませんでした。飯田さんの伝統芸「ねぇ笑って!」も生で見れたし、今日は本当に贅沢な一日だとしみじみ思わされました。


最後は本日の出演者(矢口除く)で、「LOVEマシーン」を歌唱。原曲のダンス☆マンアレンジでのラブマだったので、Update版が多い最近の状況だと逆に新鮮。改めて良い曲だな~と感じたりで、最後まで余すところなく楽しめる公演でした。


正直なところ、非つんく曲が増えるにつれて、徐々にハロプロから心が離れていっている私ですが、ここまで素晴らしいステージを見せつけられると、やっぱりハロプロは凄いと思いますし、まだまだ見続けないとダメだなと感じさせられてしまいます。


OGの進んできた道、その道を歩みつつも自分たちだけの新たな道を切り開いていく後輩、その繰り返しがハロプロの歴史を作って来たわけですが、これからもその歴史が続いていくよう、一助となるためファンを続けて行かなければなりませんね。


なので、とりあえず全グループ、ちゃんとアルバムを出してください。何卒宜しくお願い致します。